■2012年5月30日(水)「涙の再会」
家族にどれだけ笑われてもかまわない、リコーが見つかったのだから。日曜日から今日の水曜日まで長かったなあ。
日曜日、姉の初孫に会うため小倉で姉夫婦と待ち合わせた。念願の新幹線「みずほ」は朝早いからか空いていて快適な2時間だった。筑豊電鉄を見るために待ち合わせの時間より早めに小倉に着き、JRの鹿児島本線を往復する。
甥に門司港まで送ってもらい、また小倉に戻り今度は上りの「さくら」に乗る…はずが、恥ずかしながらホームを間違って下りのホームで待っていたのだ。
新幹線が入ってきて、乗ろうとしたら鹿児島行きになっている。あれ?と思っていたら、隣のホームに上りが入ってきつつあり、アナウンスも流れてきた。ホームの電光掲示板と自分のきっぷを確かめてそれから走った。階段を下りてまた上がり、ドアが閉まる前に飛び乗った。上りと下りと1分違いだったので何とか間に合ったんだろう。
自分の席に座り、しばらくして「さくら」の通路の写真でも撮りに行こうとバックをあけてからの時間がまさに魔の時間になってしまった。カメラがないのだ。姉や甥にもらったお土産の袋の中をさがしてもない。バックの中を全部出してもない。きっとホームに落したんだろうな、あわてていたからね。もうひとつのフジのカメラはあるのだけれど、こちらではあまり撮ってないし。ショックで持ってきた本を読む気にもならず目を閉じて新神戸まで戻った。
新神戸駅で忘れ物、いや落し物かな?の届をした。すぐ小倉駅に電話で問い合わせをしてくれたが、今のところないとのこと。明日にでも電話をしてみようと電話番号を聞いて帰る。フジで撮っていた数枚をブログに載せたが、情けなさは募るばかり。
月曜日は風邪でだんだん声が出なくなり、電話もかけられなかった。
火曜日、小倉駅に電話する。やはり届け出はないとのこと。諦めないといけないかなと思いつつ、もし新幹線の中に忘れたとするとどこにありますかと聞いてみた。
「『さくら』は新大阪が終点なのでそこで保管します。問い合わせして後ほどお電話いたします」と、うれしいことを言っていただいた。すぐ電話があり、「お尋ねのカメラは新大阪駅で保管しています」だって。31日までに行かないと警察に渡しますとのことで、すぐ行くと伝えると場所や保管番号や担当の人の名前までちゃんと教えてもらった。
そして水曜日無事に手元に戻ってきたのだ。私は行けなくて家族に受け取りに行ってもらったけど。
ホームとばかり思っていたのに、なぜ新幹線の中だったのだろう。あわてて乗った時に落したのだろうか。切符の落し物がありますとの放送はあった。カメラは後で見つかったのかな。
新神戸、そして小倉駅の係りの人には本当にお世話をかけました。感謝です。