時々書く日記です(2013年4月〜7月)

4月(「閉所恐怖症」
5月(「フェルメール光の王国展」 「連休終わりました」
6月(「早い梅雨入り」 「台風はどこへ」
7月(「夜行寝台で東京へ」 「40数年ぶりの同窓会」 「大暑」)


■2013年4月30日(火)「閉所恐怖症」

整形外科でMR検査を受けた。2週間前にMRの予約を取る時も、今日着替えて撮る準備した後でも聞かれたのは、閉所恐怖症ではありませんかということだった。予約の時は問診票の、あなたは閉所恐怖症ですかという欄に「?」と記入したが、説明の看護師さんは大丈夫でしょうと言う。
今実際にMRの機械を見て少し不安になった。実は狭いところが苦手で想像するだけでドキドキしてくる。
「箱状の磁石の中に入って行います。検査中は多少の音がしますが、・・・」と書いてある説明書の通り、顔の上に白い機械がある。ただ身体の横は壁がないのでそれが救いだった。
おおよそ30分間、右手にブザーをしっかり持って(気分が悪くなったら押してしらせるため)眼を閉じてひたすら早く終わりますようにと祈っていた。あと5分ですと言われるまでブザーを握りしめていたので、手がしびれたような感覚だ。
顔と機械の間は何センチだったんだろうか。しばらくは夢に出てきそうだ。


■2013年5月1日(水)「フェルメール光の王国展」

フェルメール全37点のリ・クリエイト作品が見られるということで、ハーバーランドに出かけた。
「フェルメール・センター・デルフト」より提供を受けた画像素材を最新技術により、350年前の色彩を求めて美しく再創造、この作業のことを「リ・クリエイト」と呼ぶそうだ。
その制作過程の写真も展示してあり、パソコンに取り込み拡大して細かなところまで修正を重ねて、キャンバス地に印刷をしていったとか。
制作年順に並べてあり、映画になった「真珠の耳飾りの少女」は20番目、フェルメールが33歳の時の絵だ。43歳で亡くなるまでに37作品を描き、うち1作品(「合奏」)は盗難に遭い現在行方不明だそうだ。
写真撮影はOKだったので撮ってみたが、やはり難しい。絵葉書、便せんを買って帰る。


 
会場 「牛乳を注ぐ女」「真珠の耳飾りの少女」
展示会場 「牛乳を注ぐ女」
45.4×40.6
「真珠の耳飾りの少女」
44.5×39
 
「合奏」 「赤い帽子の女」「レースを編む女」
「合奏」
72.5×64.7
(現在行方不明)
「赤い帽子の女」
22.8×18
「レースを編む女」
23.9×20.5

■2013年5月6日(月)「連休終わりました」

金〜月と今年の連休は前半3日、後半4日で幕を閉じた。前半は土曜日も含めてだから3日連休とは言えないけれど。まあまあの天気に恵まれ、用事で出かけた神戸の方は「ウミエ」と「アンパンマン」でたくさんの家族連れでにぎわっていた。
私たちの世代はゴールデンよりシルバーウィークが向いているかも。10月の鉄道記念の日を挟んで発売する、JRの全線乗り放題きっぷがとても楽しみだ。西日本の1日乗り放題も出るようだし、どちらかは利用したい。 この期間は5月に比べてそんなに混んでいないので動きやすいと思う。夏の18きっぷもあるけどあの暑さには年々弱くなってきた。今年の夏はどんなだろう。


■2013年6月2日(日)「早い梅雨入り」

今年は平年より10日ほど早く、5月下旬に近畿地方の梅雨入りを発表した。梅雨明けも早いかもしれない。 なければ困る雨だけど、降り過ぎると災害につながる。
そういうことで今日は小雨の日曜日だった。先日テレビで見た「電車通勤士」の田中さんの傘のたたみ方をさっそく実践してみた。濡れた傘はほんとに邪魔になる。わが身もぬらすし、隣の人もぬらす。
この場合は折り畳み傘が対象だけど、まず電車やバスに乗る前には人のいないところでたたむこと。次は傘の水気をさっとタオルで拭いて、レジ袋でもなんでもいいのだけど傘を折ってその中に入れる。きちんとたたまなくてよいので素早くできる。後はそのタオルでかばんもズボンの裾も拭けるというのだ。濡れたタオルを入れる袋もいるなあと思ったけれどね。
今まで袋は持っていたのだけど、タオルもと言われたらそうかと思って、今日はさっそく持って出かけた。
小雨だったのであまり袋もタオルも活躍しなかったが、荷物は増えた。雨の日には少し大きめのバッグが必要だ。


 
■2013年6月21日(金)「台風はどこへ」

梅雨入りしたけど、雨が降りませんねぇと天気予報の時間にはどのキャスターも言っていたが、水・木・金と3日連続で雨が降っている。台風と梅雨前線で大雨になるかもしれないので、注意報もたくさん出ていたがどうやら台風は消滅したようだ。梅雨らしい雨が夜になってもまだ続いている。
台風と聞くと思いだすことがある。宮崎に数年前やってきた台風で高千穂線はあちこちで壊れ、そのまま廃止になってしまったことだ。
五ヶ瀬川を右に左に見ながら、鉄橋をいくつも渡るジーゼルカー、通学で毎日乗っている時は何も思っていなかった。今は、ローカル線としての見どころいっぱいだったなぁと思う。


■2013年7月12日(金)「夜行寝台で東京へ」

東京で高校の同窓会があるのでそれに出席することにした。1カ月前にも同じ東京で博多時代の同窓会があったのだが、日程の都合で参加できなかった。飛行機の達人の熊本の友人は、安い飛行機の予約の仕方などをメーリングリストでずっと教えてくれる。私はいつまでたっても飛行機が苦手だ。時間がかかっても、高くても列車を選んでしまう。
今回は新幹線のつもりだったが、三ノ宮を真夜中に通る寝台列車があるのでこれに乗ろうと思った。寝台特急サンライズは、高松〜東京間を走る「サンライズ瀬戸」と出雲市〜東京間を走る「サンライズ出雲」が岡山で併結・分割して運転している。下りは三ノ宮では停まらないので、上りで利用することにし4週間前の電話予約で、残り1席だったシングルデラックスを取る。乗車券9,030円、特急券・A寝台券(個)16,180円合計25,210円と、新幹線や飛行機より高くなった。
家を出たのは12日の夜の10時半、三ノ宮までのバスは降りるまで1人だった。1時間近く駅で待つ。サンライズの到着するホームにはあまり人はいなかった。次停まるのは大阪、その次は静岡というからもうすでに高松や出雲市から乗っておられるのだろう。
富士山のあたりを通るのは朝5時〜6時の間だと思う。列車の窓から寝ころんで富士山を見られるのではと喜んでいたのだけれど、座席は進行方向に向かって右側だから見えない。ま、起きて通路に行けばいいわと 思っただけで、横浜までぐっすり眠っていましたわ。


■2013年7月14日(日)「40数年ぶりの同窓会」

昨日の朝東京に着き、友人が教えてくれていた東京丸の内南口に行く。もう待っていてくれた。同窓会は13時からなので、二人でゆりかもめに乗り、後KITTEを少しぶらぶらしてみた。 そのあと銀座まで山手線で行き、荷物もホテルに預け、会場へ。
卒業以来初めて会う人もいて、「何組やった?」とか「同じクラスになったことあった?」などと聞かないとわからない。関東在住の人はもとより、宮崎、愛知、大阪、兵庫からの参加もあって総勢33名だったとか。二次会はカラオケ店、全員入ることのできる部屋があることにもびっくりだ。今までなかった関西支部も立ち上がり、今度は大阪やねということで別れた。

で、今日は、同窓会には出なかった友人がホテルまで来てくれて、3人で東京駅の方へ行く。八重洲富士屋ホテルでランチしながら、窓から2階建ての観光バスやぺロタクシーなど見ていた。車線が何本もある広い通りのことや目の前のビルの名前も教えてもらったのに、あれ、何だっけ?の状態。加齢現象ですかね。
3人一緒に会うのは卒業以来初めてのことだけど、いつの間にかあの頃に戻っていておしゃべりが止められないのだ。まだまだたくさん話すこともあったが、17時過ぎの新幹線に乗るため、改札口まで送ってくれた二人にサヨナラした。


■2013年7月23日(火)「大暑」

奇蹟の画家 今日は大暑だとニュースで言うのを聞いて、温度計を見る。室内は32度、物干しざおに温度計をつるして後で見たら34度になっていた。室内でも熱中症にかかった高齢者の1人にならないうちにと、エアコンを入れた。
北区に越してきて28年ほどになるが、しばらくはエアコンなどいらなかった。買ったのは9年前くらいかな。地球がだんだん暑くなってきたのか、身体が暑さに耐えられなくなったのかどちらかだろうけど。
ネットで注文していた「奇蹟の画家」という本を今読んでいる。以前友人がおもしろいと言っていたので、読んでみようと思ったが本屋さんで見つけられなかった。湊川の東山市場近くに住んでいる画家の石井一男 氏を世に出した画商、そしてその絵に救われた人々の話をノンフィクション作家の後藤正治氏が書かれている。
画商とは元町の海文堂書店の社長さんだった方で、今はハンター坂で「ギャラリー島田」を営んでおられるそうだ。「石井一男展」は昨年は12月1日〜12日の間、ギャラリー島田で開かれたとのこと、次の展示会が開かれる時にはぜひ行って石井氏の「女神像」を見てみたい。


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