時々書く日記です(2010年1月〜3月)

1月(「麻雀しながらおめでとう」 「75歳のプレスリーって」 「震災15年」 「トウカエデの実かな」 「3D(3次元)と2D(2次元)」 「トウカエデあってました」
2月(「静かな日々」 「自覚と反省」 「『日本海』に乗った友人」 「鹿に追いかけられる」 「平成22年2月22日」 「今年のイカナゴ漁は」 「五輪と津波」
3月(「でん六豆のお雛様」 「のどかな村の風景」 「アバターを見に行ったけど」 「鉄人28号と公園」 「春なのにひょうですか」 「サクラと雪の信濃路へ」)



■2010年1月1日(金)「麻雀しながらおめでとう」

昨夜は大人が5人集まった。それで麻雀をしようということになり、夕食後紅白の画面を横目で見ながらの麻雀となる。今時手動で牌を積むなんてね、電動がほしいと言いながらも皆上手に積んでいく。久しぶりでリーチもかけられないまま、点棒だけ減ってしまった。下手なおばさんはちょこっとして、あとは見学にまわる。
テレビで鐘の音が聞こえてきて2010年になったことがわかり、「おめでとう」と言い合った。まだまだ終わることができないとて結局3時半ごろまで続く。昨年の目標は「早寝早起き」のはずだったが、ついに守られることもなく新年になってしまった。大きな目標はかかげない方がいいかも。


■2010年1月9日(土)「75歳のプレスリーって」

エルビス・プレスリーの生誕75周年記念イベントが、8日〜11日までハーバーランド一帯であるとのこと。昨年の8月、プレスリーの銅像が神戸ハーバーランドに移設されたのを機に企画されたようだ。
神戸新聞ギャラリーでコレクション展が開催されているので見に行った。湯川れい子さん所蔵のゴールドディスクやTシャツが並び、好きなものをひとつアンケートと一緒に書いて出した。当たればいただけるので少し地味目のものを選んで書いた。
隣のフロアーでライブがあると聞き、すわって待つ。「エルビス中野」さんという人で学校の先生をしていたと話された。1時間ほどプレスリーの歌をギターを弾きながら歌ってくれ、国際音楽協会理事長の張文乃さんと「アメイジンググレイス」をデュエットもされた。エルビス中野さんはプレスリーとは同じ干支でひと回りちがうそうだ。生きていれば75歳になっているプレスリー、どんなおじさまになっていただろうか。


プレスリー銅像 ギャラリーのTシャツ プレスリーのワッペンを付けたGジャン エルビス中野さん
プレスリー銅像
(ガス燈通り)
Tシャツ展示
(神戸新聞ギャラリー)
ミニライブのお客さん
(ワッペンつけたGジャン)
エルビス中野さん
(ミニライブ)


■2010年1月17日(日)「震災15年」

震災15年にあたる今日、追悼式典が「人と防災未来センター」などで開催され、皇太子ご夫妻をはじめ、鳩山首相も出席された。震災でご長男を亡くされた方が遺族代表で挨拶されたそうだ。
12日に発生したハイチ大地震の報道を見ていると胸が痛む。まだ瓦礫の下で救出を待っている人々がいるのに、店の物を略奪し、救援物資までも暴力で取りあっている。医療品もまったく足りない状態らしい。日本政府派遣の医療チームも昨夜出発したそうだ。皆さん、身体に気をつけて頑張ってください。


■2010年1月24日(日)「トウカエデの実かな」 トウカエデ

灘区で用事があり電車で出かけた。阪神大石駅から都賀(とが)川に沿って歩いていたら、向こう岸の公園に白い花のようなものが咲いている木が見えた。今頃なんの花だろうかと橋を渡り近づいてみたら、花ではなく実のようだった。木の名前は「トウカエデ」と看板に書いてある。
カエデ(モミジ)の実は翼のようなものがついていて、これがくるくる回りながら実を運んでいくと思っていた。この寒い時期にこれだけたくさん残っているとすると、もしかしたら違う木かな。でも木にくくりつけてある看板にはちゃんと書いてあるし。気になる木です。



■2010年1月30日(土)「3D(3次元)と2D(2次元)」

話題の3D映画「アバター」を見に行きたいのだが、おチビさんにはやはり長時間は無理かなと「カールじいさんの空飛ぶ家」を吹替で見に行くことにした。新聞の映画案内欄に2Dと書いてあるので、どんなものかと期待して行った。券を買うとき、
「めがねをかけてみる飛び出す映画ではありませんがよろしいでしょうか」と聞かれた。ばあちゃんと孫だと思ってやさしく教えてくれたのだろうか。それぐらいわかってますと言いたいところだったけど、おとなしく質問する。
「新聞に書いてあった2Dってなんですか」と。
「あっ、それは普通ってことです」
「そうなんですか」
普通なら特別に書かなくてもよさそうなものを。
CGだからそのままでも十分立体的で絵もかわいかった。土曜日の吹替だったので子どもたちが多いのかと思いきや、隣に座った人たちも若いカップル、後ろもそうで大人の方が多かったように思う。笑ったりほろりとしたりの 104分で「〜いくつになっても、旅に出る理由がある〜」に共感。


■2010年1月31日(日)「トウカエデあってました」

起きてみたら外は雨で、荷物が一つ増えたと思いながら出かける。先週と同じ場所での研修があり電車を降りたところで、研修仲間の友人と一緒になった。また白い実の付いた木の横を通りながら、何の木なんだろうねと話していたらトウカエデと教えてくれた。植物に詳しい友人、さすがでした。


■2010年2月14日(日)「静かな日々」

11月から同居していたチビさん一家が自宅にもどって1週間になる。静かすぎて何か忘れ物をしているような気分だ。
今日も灘の方に出る用事があり、以前新聞に載っていたJRの駅に行ってみることにした。列車の写真を撮る絶好の場所らしいが、駅名を思い出せない。新聞の切り抜きもどこかにあるはずだがそれも探せず、多分ここだったかと「摂津本山駅」で降りた。神戸駅からJR神戸線大阪方面行きに乗って6つ目の駅になる。
ホームの一番端に一眼レフのカメラを持ったお兄さまがいたので、まちがいなかったようだ。線路がまっすぐ伸びてよく見える。用事もあり寒いので20分ほどしかいなかったせいもあり、通過する特急列車にはあわなかった。
今通っているのは「はくと」か「いなば」か「はまかぜ」くらいではないだろうか。夜行でここらあたりを通るのは、山陰に行くものぐらいしかなくてさみしい限りだ。


貨物列車 西明石行き電車
貨物列車 西明石行き電車


■2010年2月15日(月)「自覚と反省」

昨日家人に駅で撮った写真のことを話していたら、どこかで鉄道ファンが列車を止めたニュースを見たと言う。今朝の新聞を見るまで詳しいことはわからなかった。
JR関西線でカメラを持った人たちが線路内に立ち入ったそうだ。説得に時間がかかり運転再開したのは30分後とは。車内を座敷に改装した臨時列車「あすか」の運行を撮影しようと、ついつい危険な区域に入ってしまったのだろうけど、注意しても立ち退かないファンもいるのかとガッカリだ。
鉄道は乗るのも見るのも楽しくて、近頃は写真を撮りたいと出かけることも多くなった。人に迷惑をかけているのだと自覚しないとね。線路を走る姿を遠くから見るのが一番いいのかもしれない。


■2010年2月16日(火)「『日本海』に乗った友人」

ブルートレイン「日本海」に乗って東北旅行から帰ってきた友人と話す。大阪〜青森間を15時間ほどかけて走る寝台列車で、昨年富山駅ホームで少しだけ見ることができた。
友人は五能線にも乗ったとか。この時期の東北はもちろん雪の中、車窓から見える景色は白一色だったそうだ。来年くらいに行けたらいいなと思う。


■2010年2月20日(土)「鹿に追いかけられる」

奈良の興福寺五重塔をおチビさんと見に行った。国宝館は改修工事のため休館中で、3月1日より公開するそうだ。阪神三宮駅から近鉄奈良駅まで乗り換えなしの快速急行で行く。青空は見えても風が冷たくて寒かった。
駅から奈良公園までくると鹿が道路まではみだして、おせんべいを持ってる人についてまわっていた。おチビさんも鹿せんべいを150円で買ったとたん、待ってたかのように鹿がまわりに集まってくる。後ろから頭で押してくるので大人でも怖くなった。おチビさん、おとなしそうな鹿に何枚かちぎってやれたけど最後には走って逃げたのでこけてしまった。 角きりもして慣れているとはいえ鹿は野生の動物、気をつけないといけないようだ。
帰りに近鉄奈良駅ホームに止まっていた電車がかわいかったので撮った。出発するまでかなり時間があるようで、人もいないし邪魔にはならなかったと思うが、さてさてどうだろうか。

駅構内のせんとくん 難波行き普通電車 電車のラッピング 電車のせんとくん せんべいを待つ鹿
駅構内のせんとくん 難波行き普通電車 電車のラッピング 電車のせんとくん せんべい、ちょうだい


■2010年2月22日(月)「平成22年2月22日」

同じ数字が並んだ今日は記念切符がよく売れたようだ。平成11年以降だからマニアは待っていたのだろう。33年で3が並ぶことはないからやはりめったにはないことだ。郵便局に行っとけばよかったかな、もう遅いけどね。

先週JR関西線で、線路内に入った鉄道ファンのおじさまたち(多分)が列車を止めた問題、府警柏原署が現場の実況見分を行ったとのこと。ニュースを見てまた苦笑いした。何人かのおじさま、おにいさまたちがカメラを持って見分の様子を撮っているのだ。同署は立ち入った人たちを特定して立件も視野にいれているとか。


■2010年2月27日(土)「今年のイカナゴ漁は」

今日、イカナゴのシンコ(稚魚)が解禁となった。去年は不漁で高値が続き、友人たちもくぎ煮をあきらめたと言っていた。いつもにぎわう神戸の東山商店街では、1キロあたり初値1000円の店もあり並んだお客さんもほっとされたと思う。
くぎ煮は神戸に来てから、一度だけ炊いた。20年ほど前のことで、家族からは特にほめられもせず、その後期待もされなかったのであまりおいしくなかったのだろう。台所の棚の奥深くしまった大きな鍋の出番はきますかね。


■2010年2月28日(日)「五輪と津波」

バンクーバー冬季五輪も終わりに近づき、フィギュアスケートのエキシビションを放映していたが、画面のすみに日本地図も出ていて、津波警報や注意報が出されている地域を表示していた。
南米チリで27日にM8.8の地震が起きて大きな被害も出ているもようだ。そして津波が日本にも達する可能性ありとて、ずっと地図が出ている。実際に海水が岸壁を超す様子が映し出され、これは避難するしかないだろうなと思った。


■2010年3月2日(火)「でん六豆のお雛様」 でん六豆のお雛様

お雛様は35年前に母から買ってもらったものを飾っているのだが、店で見つけた豆のお雛様がおもしろくてこれも飾ってみた。
豆を包んでいるのが三角形のテトラパックで、お内裏様、お雛様、三人官女、五人囃子がちゃんと並べられるように袋詰めしてあった。結構気にいってどうよと言いたいのに、家族はそう驚きもせず、中の豆がおいしそうだと言って食べようとする。かわいいと思うけどね。



■2010年3月3日(水)「のどかな村の風景」

久しぶりに「しあわせの村」に出かけた。風は冷たかったが、ナノハナやウメが咲いて写真を撮る人もちらほら訪れていた。毎週水曜日と土曜日には朝市が開かれ、野菜類と魚(これは但馬の方から運んできてくれる)がたくさん並んでいる。
日本庭園では一足先に咲くカンヒザクラに去年と同じようにメジロがきていた。枝を見上げていても気にせず蜜を吸い、またどこかに飛んでいくメジロさん、空から見える春はどこまできてますか?


ホシガレイ メジロ 中国健康体操
ホシガレイ メジロ 中国健康体操練習中


■2010年3月9日(火)「アバターを見に行ったけど」

昨日のアカデミー賞作品賞は「アバター」ではなく、「ハートロッカー」に決まりました。「ハートロッカー」の女性監督はジェームス・キャメロンの元奥さんだとのこと。キャメロンさん複雑な気持ちだったでしょうね。
「アバター」は字幕をメガネなしで見ておもしろかったので、今日は吹き替えのメガネつきで見ようと雨の中出かけました。友人からは寒いからやめると連絡あり。確かに寒いし、バスの乗り降りでは雨にぬれてしまったけどね。
ルンルンと歩いて行ったところは違う映画館でした。あわてて引き返し、この時間のロスが悪かったみたい。チケット売り場に並んでいたら、満席になりましたとのアナウンスが。よくよく売場のおねえさまに聞いたところ
「今日はレディースディで多いです」だって。
「午後の分なら午前中に並んでもらった方がいいと思います」
そうですか、わかりました。いつまでこの人気続くのだろう。


■2010年3月20日(土)「鉄人28号と公園」

風の強い1日だったがおチビたちと鉄人を見に行く。車を駐車場に止めて広場の方へ歩いていたらにぎやかな音や声が聞こえてきた。新しい遊具が置かれた公園が目の前にあり、向こうに鉄人、そのまた向こうで何やら歌が。周りには出店や屋台が並んでいた。 さて、さて、さても南京玉すだれをしている舞台に「鉄人桜まつり」と書いてある。

震災犠牲者の「レクイエムロード(鎮魂の桜並木)」をつくるため各地で植樹を続ける歌手しらいみちよさんが苗木を寄贈。「KOBE鉄人プロジェクト」などがまつりを企画したとのこと。園内の桜はこれで28本になったそうだ。桜吹雪の中の鉄人を見ることができるまで生きてるかどうかわからないが、大きく育ちますように。
おチビたちは特に鉄人に驚く風でもなく滑り台やアスレチックに夢中になっていた。屋台のあげたてぼっかけコロッケ(長田名物)がおいしかった。


遊具の向こうに鉄人28号 南京玉すだれ
遊具の向こうに鉄人28号 南京玉すだれ


■2010年3月26日(金)「春なのにひょうですか」

久しぶりに青空を見ながら洗濯物を干していたら、雲が広がりだんだん暗くなってきた。みているうちに白い大きな粒が落ちてくる。バタバタと音も大きい。あわてて洗濯物を家の中にいれた。これは「ひょう」だろうか。「あられ」かも。
あとで調べたら「ひょう」は白くて粒が5mm以上、「あられ」は半透明で粒は5mm未満という分類だそうだ。「ひょう」は初夏、「あられ」は冬に降るらしいから今日のこの氷の粒は「ひょう」ということに。

庭に降ったひょう つつじの葉の上のひょう
庭に降ったひょう つつじの葉の上のひょう


■2010年3月30日(火)「サクラと雪の信濃路へ」

春の18きっぷで念願の飯田線、篠ノ井線、中央線に乗りに行った。昨年の10月に計画したのだが台風のためあきらめ、春を待っていた。ハイキング同好会のメンバーも一緒に行きたかったが、2泊3日ということもあり会長との二人旅になる。
飯田線沿いはサクラが咲き、篠ノ井線は雪、2泊目の長野は駅前も真っ白に積り、ホテルを出るときにフロントの女性から、滑らないようにお気をつけてと声をかけられたほど。もうすぐ4月なのに、冬が逆戻りしたようだ。
降りる駅を乗り過ごしたり、リュックが破れかけたり、あまりの寒さに歩けなくなったりはしたけど、列車も混むこともなくゆっくりとすわれて楽しい旅だった。


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