■2009年2月6日〜7日
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黒壁ガラス館正面入口 | ガラスのおひなさま | 黒壁ガラス館 |
お漬物屋さん | 大手門通りの幕 | 長浜城大手門跡 |
長浜から北陸自動車道に乗り、米原ジャンクションで名神高速道、一宮ジャンクションで東海北陸自動車道に乗る。日本第2位の長さの飛騨トンネル(約10Km)を出るともう白川村だ。白川郷インターで高速を降り、少しバスが走ると合掌集落が見えてきた。
「合掌造り民家園」は野外博物館で、県の重要文化財9棟を含む20数棟を保存展示している。
入園料はぜんざい付きで600円。
川を渡った所の萩町の合掌組み民家が、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として
1995年12月に世界文化遺産として登録されたとのこと。
見学した中野家 | 高い天井裏 | ぜんざいを食べた いろりばた |
からうすば (唐臼小屋) |
水がたまる | きねとうす |
民家園の中の家 | 民家園の中の家 | WCと売店 |
「であい橋」
庄川にかかる橋を渡ったところに萩町合掌造り集落がある。
重要伝統的建造物群保存地域という、ここが世界文化遺産だ。
火気厳禁の看板も橋のたもとにあった。
この橋もつり橋というのかな。ゆらりと揺れてくれる。
萩町の合掌造りの民家を見ながら歩いたが、自由散策時間は50分間、少し歩いた所で引き返す。
地図を見ていたら、萩町城跡もあって展望台となってるようだ。
ここから雪の合掌集落が見えただろうに。残念なり。
バスの集合時間に遅れたら大変だ。民家園でのぜんざいやめとけばよかった。
白川郷を出発したのが午後4時ごろで、東海北陸自動車道をもどる。飛騨清見インターで降りて高山へ。ライトアップにはまだ早すぎるということで、らーめんやそばの試食のため店に入る。これも行程のひとつだ。
だんだん暗くなりいざ、ライトアップへ。飛騨民俗村飛騨の里は人が住んでいるわけではなくてその区域が博物館になっている。合掌造りをはじめとした、飛騨の古い貴重な民家が移築復元されているのだ。個人なら入館料700円。
飛騨の里・旧富田家 |
旧富田家 | つらら | 車田 |
茅葺屋根のつららを見て急に寒くなった。
「車田」とは、高山市と佐渡に残っている、珍しい田植えが行なわれる田とのこと。
田の中心に杭を打ち、中心から7本線を出し、線に沿って決まった数の苗を植え
あとは外側に同心円状に植えていくものらしい。
旧西岡家のライトアップ、数秒でライトの色が変わっていく。
地元の人たちがテントの中で甘酒を作っておられ、ご馳走になった。
酒のかすで作られたようでほっこりと甘く、紙コップを持つ手も冷たい体も生き返りました。
飛騨の里も50分ほどの見学で次は飛騨牛食べ放題の夕食だ。しゃぶしゃぶとすき焼きの60分食べ放題というから、鍋を囲むのかなと思っていたら、一人ずつ両方用意してくれていた。お肉くださいと言うと、係りの人が持ってきてくれる。卵がなくなれば卵をと至れり尽くせりだった。
2日目は高山市内の散策からだった。まつりのときはたくさん人が訪れるが、この時期はちょっと少ないようだ。
古い街並の通り | 甘党のお店です |
川沿いに並ぶ宮川朝市 | 宮川朝市 | 朝市の店 |
手長像(かじ橋) | 足長像(かじ橋) | 消火栓 |
変圧器塔の上のマネキネコ | 電柱のない通り | 歩道 |
町の中、ある通りに四角い物置みたいなものが間をおいて並んでいた。
これはなんだろうと後をのぞくと変圧器と書いてあった。
そういえば電柱が無い。非電柱化のための変圧器のようだ。
乗り合いバス |
高山駅にて・普通列車
予定ではローカル列車に乗って車窓に流れていく雪景色を見るというものだった。しかし空は青くとても雪が降るようなお天気ではない。数日前に降ったのだろうか、線路の脇に少し雪が残り、また遠くの山が白くなっているだけだった。
高山駅から2つめの久々野(くぐの)駅までの15分間ほどの列車の旅、ほとんど同じ旅行会社のツアー客たちだった。JR高山本線は全線非電化区間だ。
JR高山駅 | JR久々野駅 |
JR久々野駅でバスが待っていた。国道257号線を南下して下呂の方へ向かう。次の目的地は、ガン封じ寺の金錫山・地蔵寺というところだ。
金錫山・地蔵寺 |
入口から本堂へ続く | 境内一面のお地蔵さん | かわいいお地蔵さん |
おさすり地蔵尊 | 願掛け地蔵尊 | 延命の水 |
この地蔵寺は「延命地蔵願王菩薩」をご本尊として祀られている。ご本尊の胎内には金色の杖(錫杖)を持った15センチほどのお地蔵さんが納められており、内臓の病「ガン」を治す仏さまとして伝えられているそうだ。
おさすり地蔵尊は胎内仏を大きく作ったもので、自分の体の気になる所や、痛い所をさすってお参りしてくださいとご住職さんが説明された。皆並んで頭や足をなでていた。
地蔵寺のあと舞台峠という所で昼食、またバスに乗り「かしも明治座」に行く。
明治座のぼり | 明治座 |
明治座は明治27年に村の人たちによって建てられた芝居小屋で、岐阜県から重要有形民族文化財に指定されているとのこと。かしもとは加子母という地名だとパンフレットを見てわかった。
明治座看板 |
「娘引き幕」
当時の地区の娘さんたちから贈られた引き幕。
それぞれの屋号と名前が染められている。
左側客席と案内人 | 舞台正面 | 右側客席 |
明治座での見学時間は40分間。最初から最後まで案内人さんが丁寧に説明してくれた。皆と一緒にまわっていたら、ゆっくり写真も撮れないと一人客席に残って写真を撮った。明治座では東京芸大の学生さんやOBを中心にクラシックコンサートも定期的に開催されているようだ。近くで本物の音楽が味わえるなんて地域の人たちは幸せだなと思う。
ほかにもいろんな催しが行なわれており、2006年には18代目中村勘三郎襲名披露の大歌舞伎の公演もあったとか。
明治座から次の馬籠宿までバスで50分ほどだった。いよいよツアー最後の場所だ。中仙道馬籠妻籠宿の自然道、いつか行ってみたいと思っていたから今回のツアーに入っていたことがうれしいが、散策する時間は40分ほどしかない。妻籠(つまご)はまた次の機会に歩きたいものだ。
馬籠宿石畳 今から坂道を下っていきます |
喫茶店「かっぺ」 | 御宿「但馬屋」 | 竹製品の店 |
藤村記念館 | 郵便局 | 下ってきた道を下から見て |
馬籠宿を出て17時ちょっと過ぎに、中津川インターから中央自動車道に乗り帰途につく。神戸に着いたのは20時半だった。観光地での滞在時間は平均して50分くらいだったかな。ツアーだから仕方ないといえばそうだけど、白川郷はもう少し時間があれば良かったと思う。でもいろんな所にバスで運んでもらって、充実した2日間だった。